「THAI FIGHT」2014年8月16日(土・現地時間)タイ

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▼57kg契約 ●大田原友亮(B-FAMILY NEO/UKF世界スーパーバンタム級王者、元UKFインターナショナル&日本フライ級王者、ラオファイト57kg王者、元TRIBELATEフェザー級王者) 判定 ○アレクシス・バラテウ(フランス)

 6月のマカオ大会に続き、大田原がタイ国内中部で開催されたナコンサワン大会に参戦。ムエタイでは53kg台で闘っていた大田原だが、今回は57kg契約、グローブなしのバンテージを巻いたのみで戦うムエカッチュアルールでの試合となった。前日計量だっただけに、リングに上がったアレクシスの体格は計量時よりも2周りほど大きくなっていた。

 初回、アレクシスは体格差にまかせ、パンチ主体で距離を詰めストレートからのミドルキックなど、KO狙いに出る。大田原はアレクシスのパンチに合わせ、ハイキックをヒットさせた。 この蹴りに警戒しアレクシスは次第に距離を取るようになったが、大田原はここから距離を詰めて2Rからは前蹴りとヒジ打ちに攻撃の軸を絞る。

 この前蹴りが面白いように決まり、2R前半は大田原ペース。大田原はパンチで突進してくるアレクシスにヒジを合わせ、そして組んでヒザを決めてからアレクシスをこかす。3R、アレクシスは、声を出しながら気合を入れ、大振りのパンチ。大田原は左ジャブ連打で当て、そして前蹴りとハイキックに繋ぐ。

 一気に前に出た大田原は首を取って倒し、再び立ち上がってきたアレクシスに鋭いヒジ。さらに右アッパーを顎に決め、ダウン奪取。カウント8で立ち上がってきたアレクシスに飛びヒザ・ヒジを決め、またしてもアレクシスがダウンしたところで試合終了ゴング。

 大田原はムアエカッチュアルールにありながら、本来のムエタイススタイルを見せ、その前蹴りからハイキックへの攻撃は会場となったこのナコンサワン県の市民も大喝采であった。試合はタイ地上波3チャンネルで生中継され、場内アナウンサーも「非常にシンラパ性の高い蹴りの連打だ」として大田原のハイキックを絶賛した。

 試合後に大田原は「今回は日本で応援していただいてる方も観ていただいてるので飛ばしました。自分はどんなルールでも対応できるので、どのリングでも上がります。トリビュレート、UKFのベルトの価値は自分がドンドン高めていきます」とコメントした。

試合レポート:早田寛(シンラパムエタイ)  

写真:THAI FIGHT